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KUNIO13「夏の夜の夢」終演。


KUNIO13「夏の夜の夢」無事終演致しました!

ご観劇下さいました皆様、くにおさん、キャスト、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!!ずっと挑戦したいと思っていたシェイクスピア作品。そして、子供の頃から憧れていた「夏の夜の夢」のハーミア役。 子供時分の私が知っていた夏の夜の夢は、ミュージカル版としてハーミアとパックの恋物語にストーリーが改変されていて、原作とはキャラクターも何もかも全然違っていたんですけど、ハーミアがとてつもなく可愛らしくて強烈に印象に残っていました。 今回、桑山さんの新翻訳版が手元に届き、初めて読んだ時、ある種驚愕しました。原文をそのまま忠実にゴロッと訳していたからです。 わかりやすくしようとか、そういう意図は感じられず、文の切れ目も意味ではなくリズム。 どういう形になるのだろう...どういう読み解き方をすれば良いのだろう... すぐに原文を手に入れ、いくつかの翻訳版を入手して、読み比べながら自分なりに読解し稽古初日の読み合わせへ向かいました。 読み合わせの日に邦生さんがおっしゃっていた事で印象的だったのが 「韻文と散文の違いを意識してほしい。韻文になったら、ライブだと思って!ソロライブ!もしくはデュオ!リズムを大切にしてほしい。」 ある意味で、これはミュージカルだ!!!と解釈しました。今回の上演が、と言うよりも「夏の夜の夢」という作品自体が。 「当時の人達は、シェイクスピア劇を"聴き"にきていた」と仕切りに仰る邦生さんの話がずっと意識のどこかにあり、今回のKUNIO版夏夜における核になる部分だな、と感じながら稽古をしていました。 桑山さん訳を読んでいるうちに、大きく印象が変わったのが、ハーミアのキャラクター性。 色んな訳版にある、女性的な丸みを削ぎ落としてあるので、ハーミアの人物像がクッキリと見えました。 ライサンダーやヘレナが詩的なセリフが多いのとは対照的に、とにかく現実主義者!笑 ライサンダーへの切り返しなんて、もうバッサリ!笑 私の中にあったハーミア像は タッチの南ちゃんを上手に演じられて、涙を上手に流せる女の子。 KUNIO版で見つけたハーミアは 涙を堪えて痛みをエネルギーに変えて進もうとする、どこまでも前向きでちょっぴり不器用な女の子。 結果として、お客様から ワガママお嬢さんで、どこまでも自分大好きなハーミアが可愛かったしすごく良かった!桜子にピッタリだった!!! という、受け止めるのに多少時間のいる言葉を頂きました。 色々とハーミア像について悩み倒したけれども、、、あぁ結局、桜子だったのか!!! と自分なりのオチをつけて閉幕しました。 リズムを意識しながら、そして客席との共犯関係をを意識しながら、台本上で描かれているハーミアの心情を紡いでいくという作業は、決して簡単ではなく千秋楽公演まで、ずっと戦い続けていましたが、1つの答えが見えた気がしました。 またシェイクスピア作品に関わりたいなぁ。 次は、念願の...!!!あの役を!! 演じられる日を願って、精進します。 チームKUNIO、皆様面白くて面白くて好きでした。またご縁がありますように。 桜子


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