FINDING NEVERLAND


BROADWAY MUSICAL「FINDING NEVERLAND」大千秋楽公演を観劇しました。

もう、あまりにも泣きすぎてハンカチがとんでもない重さに・・・笑

よく、"演劇の力"を信じて・・・なんて言葉を私自身も使うし、色んな場面において聴きますが、まさにその"演劇の力"を目の当たりにしてきました。終演後、客席全体が熱を帯びていて、ここはNYの劇場か!?と思い違えるほどに、客席からは歓声の嵐。昨今のミュージカル観劇においてスタンディングオベーションやカーテンコールは、ある種、慣習化しているように感じていますが、カーテンコールがあり劇場アナウンスが流れても、終わってほしくない!という儚い希望を抱き、全員で拍手を続ければもう一度、もう一度この夢の続きを観られるかもしれないという連帯感にも似た熱量で何分間も拍手を続ける客席・・・そんな思いもむなしく幕が上がることはなく、いくら拍手をしたって幕は上がりませんよ!という意味合いで再度終焉アナウンスが流れ、全員で一斉に拍手を止め帰路につきました。

色んな劇作品があって、好みも千差万別で、何が正解なんてない世界だけれど、一つだけ正解があるとすれば、私にとって劇場はいつだって元気になれる場所であり、夢を見られる場所なんです。それは子供の頃から変わらず、劇場に行けば私の中にある、純粋な心が顔を出し、全身で涙を流し笑い拍手を送っていました。劇場では、どんな感情でもいいから、何か一つ自分にとっての感動を持って帰りたい。だからこそ、自分が今作品創りをしている過程で、絶対に忘れてはいけないことの一つとして、誰のためにこの作品を届けたいのかという問いは常に胸に置いて、独りよがりにならないよう心がけなければならないなと強く感じました。

物心がついた頃から、何かに取り憑かれたかのように宝塚が好きになっていて、その流れの中でミュージカルも観るようになり、当たり前のようにパンフレットや公演DVDは全て購入していました。しかし、高校を卒業して宝塚も卒業して、ストーレートプレイや映画を好んで観るようになってからは、一人暮らしを始めた事も相まって、場所をとるからという理由から、あまりパンフレットの類は買わなくなりました。CDもレンタルするか購入してもiTunesに入れたらすぐに売ってしまう。極力物を溜め込まない生活に年々なりつつあるのですが、今日はもう、半ば衝動的にパンフレットと公演CDを購入して帰りました。

本当はね、今日は体調がすぐれなかったので観劇後は美味しいお肉を食べて帰ろうと思っていたんです。ヒカリエの中で目星をつけてフフフン♩って感じだったんですけど、観劇後にはもう、お肉は我慢してでもパンフレットとCDが欲しい!と思いました。そして、ようやくパンフレットの存在意義を私なりに理解しました。今日感じたこの感動を忘れたくない、忘れないために何かの形として残しておきたいという願いから購入するものなんですね。

昔は確かにそうだったのかもしれない。もう、すっかり忘れてしまっていました。

私の中にある純粋な気持ちを最大限引き出し、無限の可能性を有限に変えているのは、誰でもなく自分自身なのだと教えられ、やっぱり私は演劇が好きだ!と心から叫びだしたくなった数時間でした。

映画版も大好きで、DVDも持っていたのですが、映画版ではピーターパンの誕生秘話として、この物語そのものに感動していたんですね。舞台版はなんというか、物語は勿論なんですけれど、俳優、音楽、演出、美術、衣装、照明、その全てに大きく深く純粋な愛情を感じて、堪らなく胸が熱くなりました。

このブログは、めったに更新していないのですが、なんとかしてこの感動を記録しておきたいという衝動から書いています。書いている今も、目頭が熱くなっています。笑


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