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NHK-FM「暁のハルモニア」


青春アドベンチャー「暁のハルモニア」(全10回)

前回出演させて頂いた「斜陽の国のルスダン」から引き続き、並木陽さん脚本の作品に出演させて頂けたこと、大変嬉しく幸せな気持ちです。

ラジオドラマへの出演は「帝冠の恋」「斜陽の国のルスダン」「暁のハルモニア」と3回目の挑戦となりました。三作品ともにヨーロッパを舞台にした物語。

時代は19世紀初頭、12世紀初頭、16世紀と様々。

前2作は、原作小説がすでに販売されている作品でしたので、お声がけを頂いた時点ですぐに購入し、収録までの期間は作品の世界を堪能させて頂いていたのですが、今作は全てオリジナルで並木陽さんが書き下ろされるとお聞きし、なんとも贅沢な作品に出演させて頂ける自分の幸運を噛み締めながら台本到着を心待ちにしていました。

頂いた台本を読んだ時、まずはじめにしたのは歴史のお勉強。笑

物語の中で起こっている事も、時系列順にノートに整理していきました。

整理中のNOTE

台本上で実際に起こっている事は、ひとまず書き出して整理する。

時代背景や各キャラクターの関係性、自身が演じる役に付いて明記されてあること。

まずは事実を整理。そのあとは、事実から連想できる解釈をどんどん書いていく。

歴史劇を演じる際には、必ず初めは調べ物の山と対面することになるので、作品ごとにノートを作ったりしていて、その時間が私はとても好きなのです。

カトリンは自分の立場を危険に晒しても、目の前で倒れていたヨアヒムを助けたいと思った訳ですが、これは単に彼女が心優しい女の子ってだけではなく、倒れているヨアヒムを見た瞬間に、何か彼女の中で突き動かされる衝動があったはずで、その衝動とは一体何だったのか。

恋なのか、救いのない世の中に希望を見出したいという彼女の祈りにも似た想いなのか、、、 どんな解釈も出来る、ある意味で自由な役柄だったので、そのあたりは自分の中で楽しんで演じさせて頂きました。

収録、楽しかったなぁ。

また、ご縁がありますように・・・

みずき さくらこ


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