戯曲読会、というのをやっています。
- 瑞生桜子
- 2019年8月5日
- 読了時間: 4分
個人的に開催している俳優仲間との月一戯曲会。
過去開催した際の題材戯曲は
・夏の夜の夢
・欲望という名の電車
・財産没収
・おかしな二人
・女中たち
月に一回、定期的に集まって、(今のところ)私が読みたい!と願う戯曲を
みんなで配役決めて読んで、あぁでもないこうでもないと語らいあって
楽しかったね!Byebye!! っていう自己満足極まりない会合です。笑
最終的には、メンバーそれぞれに読みたい!もしくは紹介したい!一冊を持ち寄って
その戯曲の魅力を深掘りする会にしたいな・・・って思ってます。
まあ、こういうのも続けていく中で、ある日ふと続けてきた価値を感じる瞬間と言いますか
あ、あの時のあれが今この瞬間に繋がった!!っていう奇跡的喜びの瞬間があったりするもので... 一見無駄だと思えることでも、楽しいと心から思えるのであれば何でもやってみるものだと思うのです、私は。
無駄なものなんてない!をスローガンに、ゆるゆると今月も開催します。
ちなみに、今月の戯曲は「新・幕末純情伝」つかさんの代表作と言っても過言ではない大変有名な戯曲ですね。高校生の頃、まだ宝塚と劇団四季しか舞台はみたことない!ってくらいに演劇というものをあまり知らなかった私が初めて出会った戯曲が、この「新・幕末純情伝」です。その時は、ただただ立ち回りと、龍馬のかっこよさに衝撃を受けて、何よりも沖田総司が演りたくて演りたくてたまらない気持ちになって、全身が震えたのを肌が覚えています。
こちらの話、ざっくり説明すると幕末の騒乱期を舞台にして、沖田総司は実は女だった!?という説を軸に、沖田と坂本龍馬と土方歳三の三角関係をどっぷりと描いた時代劇です。
元々は「幕末純情伝 - 龍馬を斬った女 - 」という長編小説だったんですけど、読後改めて、この ”龍馬を斬った女” っていうのを目にすると、
何とも切ない副題だな・・・と気付かされるのです。
涙無くしては読めない本、でした。
当時の私は、とにかく悶えました。笑
今思うと、沖田総司は実は女だった・・・男装の麗人・・・オスカル・・・宝塚。
ときめきポイントが繋がりますよね。笑
まあ、そういうものだと思うのです。どんなに未知の世界の入り口だって、今の自分の価値観の端っこと交差しているはずなのです。じゃなきゃ本当に自分の人生と、一つも共通項のないものに心から興味関心を持つなんて・・・至難の業、というより不可能ではないのか?とすら思うので、私の演劇世界への入り口は男装の麗人沖田総司だった!という訳ですね。
はい、タイトルに戻ります。というよりも、追いつきます。笑
猛暑が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?
私は、暑さ耐久レース!なんて苦行はさっさと諦めて
クーラーガンガンの部屋でのんびり過ごしています。笑
先日、戯曲会の題材探しのために図書館へ入り浸り、
沢山の本を手にして帰ってきました。

「グッドバイ」 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
「朝日のような夕日をつれて」鴻上尚史
「ぼくらが非常の大河をくだる時」清水邦夫
「新・幕末純情伝」つかこうへい
「贋作・桜の森の満開の下」野田秀樹
「天保十二年のシェイクスピア」井上ひさし
「わが町」ソーントン・ワイルダー
「サロメ」ワイルド
「リアリズム演技」ボビー中西
一冊だけ、演技法の研究書だけど・・・
あとは全部、超有名な戯曲本。
舞台版は観ていても、実はちゃんと読んだことがなかった戯曲って沢山あると思うのです。
少なくとも私は、この超有名な8冊を文字で読んでいなかった!(←大声で言えることじゃない 笑) これは大問題だ!だけど日々読むべき本、読みたい本は山積みになる!なかなか手を伸ばしきれていない本が溜まっていく・・・ そんな時に役立つのが、戯曲会!笑
あ、何月何日にこの本読み合わせるのか・・・じゃあ、何日までに目を通さなきゃな。
なんて自身の最新タスクに仲間入りさせることができる訳です。
もちろん、自分の感性にビビビとくれば深掘りすればいいし、そんなにこなきゃ教養として読み流してしまえば良い。読まないよりは読んでる方が良い、こともある!そんな気持ちで、やっている戯曲会・・・絶賛メンバー募集中です。笑 特に、男子メンバー!!
あのね、今の所9割女子なもんで、男性が沢山出てくる戯曲を読む時に、なかなか大変なのです。これは、急募案件。笑
さあ、なぜ私が今日こんなにも長文で戯曲会についてご紹介したかわかりましたか?
私と交友関係のある芝居仲間たち。もしちょっぴりでも興味ありましたら、
ぜひ私まで連絡くださーい。
とゆー、非常に個人的な勧誘ブログでした。笑
お し ま い
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