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涼しいカフェでのんびり読書、即ち天国。


最近は、と言ってもやはりお芝居のことばかり考えている日々ですが、繊細に生きる ということについて、つらつらと考えています。

健康面という意味では、ちょうど身体の変革期にいる気がします。ちょっと無理しても問題ない!時期は確実に終わるのだと痛感させられている今日この頃。それでもまだまだちゃんとメンテナンスとトレーニングをしていれば、無理が効く年齢。

今年もやっぱり、私らしくエネルギッシュに全力疾走で駆け抜けたいので・・・

心と体と対話しながら、残りの4ヶ月を大切に完走したいです。

タイトルに戻ります。

読書ですね、そう、読書。

最近は、TheVanity's新作用の資料とその時に読みたい本を合わせて3〜5冊程度常にカバンに入れている状態なので、とても肩が凝る。笑

暦の上では秋 とはいえ、まだまだ日中は暑い日が続く9月上旬。

雰囲気の良い涼しげなカフェを見つけるやいなや、ものすごいスピードで店内に入ってしまいます。

行き付けのカフェ とか 行き付けのバー とか・・・

”行き付け”って言葉は、なんだか大人の扉を叩いているような不思議な感覚になれる魔法の言葉。そんな魔法の言葉を私も使ってみたいなぁと思って、最近は気に入ったお店へは、なるべく短いスパンで通ってみるように心がけている真っ最中。しかし、どうしても新しい場所への興味を捨てきれない煩悩まみれの私は本日早速浮気をしてしまいました。。。

前々から行ってみたいと思っていたパンケーキ専門店「花キャベツ」

 ”自由が丘というお洒落タウンに長年根を下ろしている身ではありますが、数年前に起きた空前のパンケーキブームに乗って改装なんてしませんでしたよ。昔ながらの雰囲気を残して、心落ち着く空間を提供するのです。” って感じの無骨な店構えが何とも私のツボを刺激してたまらなかった。この老舗喫茶店感がある場所で一体どんなパンケーキが食べられるの!?...と興味津々で入店。店内はシンプルだけれど木のぬくもりを感じる家具と90年代POPSが流れる、期待を裏切らない懐かしくて穏やかな空間。店員さんの髪色は少し明るめで、色褪せ加工のキャラTシャツにジーンズにコンバースという90年代ファッションに身を包み、とっても可愛らしい笑顔で出迎えてくれる。最高か!!と心の中で叫びながら、同時にすっぴんの自分が少し恥ずかしく感じられて申し訳程度の微笑みを返し、そそくさと窓際の席に座る。あぁー!なぜ目を合わせて満面の笑みを返せなかったのか...自意識過剰にも程がある...リベンジするか...なんて一人で思考を巡らせていると、お姉さんがメニューとお水を持って近づいてくる。あぁ、やっぱ無理だ!自意識に敗北だ!ごめんなさい、お姉さん!そんな気分で、またも申し訳程度の微笑み返し。もういいや。

私の予想では、1ページにでかでかと”パンケーキ”そしてドリンクセットで”珈琲or紅茶"以上!くらいのシンプル極まりないメニューを期待していたのだけれど、お姉さんが手渡してくれたメニューは、ずしっと重量感のある数十ページはありそうな代物。中を開けてみると、シンプルなパンケーキから惣菜系、デザート系と何十種類も並んでいるではありませんか。もう、どれを選んでいいのか軽くパニックを起こした私は”オススメ”と書かれたツナチーズのパンケーキを選択。これはもう、紛れもなく思考停止からくる判断。お店の導きに従いました。だけどきっと間違いはないはずだ!だって、作った人の推しメニューなのだから!うん。そして、飲み物は安定のアイスコーヒー。よし、まずまずの滑り出し。

ホッと一息つき、店内を観察していると、入り口付近に置かれてある背の高い棚に目がいく。棚には子供用の絵本やおもちゃが沢山並んでいて、5歳くらいの女の子が一生懸命おもちゃを選んではお母さんの元へ運んでいる。遊ぶわけではない。お母さんに見せたら、おしまい。また新しいおもちゃを探しに行くのだ。眉間にしわを寄せPCと真剣に向き合うお仕事中のお母さんの邪魔をしないように一人でおもちゃを探すんだけど、やっぱり寂しくなって、ツンツンと申し訳なさそうにお母さんの腕を刺激しては、無言でおもちゃを見せる。少し満足げにおもちゃを返しに行く。またしばらくしたら、新しいおもちゃを持って、お母さんの元へ・・・を繰り返す女の子のいじらしい姿に胸がじんっと熱くなる。お母さんのこと、大好きなんだね。本当は一緒に遊びたいんだよね。だけど、お仕事頑張ってるのもわかるから応援もしたいし、ね。君は偉いよ。頑張れ、頑張れ。なんて思っているうちに、念願のパンケーキが到着。湯気とともに登場したTHE!素朴!なパンケーキの甘くて優しい香りが鼻腔を通過し胃まで染み渡る。あっ、これは絶対美味しいやつだ!と全身が数秒後の喜びを予感する。ゴクリと喉を鳴らし、ゆっくりと一口サイズに切りとった、ほくほくのパンケーキを口に入れる。チーズとツナと甘いパンケーキの相性が抜群で、甘じょっぱい!ウマっ!想像通りだ!なんて思いながら黙々と食べ進め、あっという間に完食。何だろう、このいつまでも食べられそうな感覚は。あ、パンケーキだ!このパンケーキ、口に含んだ瞬間はしっかり食べ応えがあるのに、胃に落ちていく瞬間、驚くほど軽くなる。普通は胃に入った瞬間ずっしりと重くなるのに、なぜだかわからないけれど重量感がない!なんて危険な食べ物なんだ・・・恐ろしい子!!!って感じの、素朴と見せかけて、一度掴んだら離さない!どころかズルズルと沼に落とされていく魔性のパンケーキでした。私が、太ることなんて一ミリも気にしなくて良いくらいガリガリの細身かつ水泳部女子だったら、間違いなくもう一個注文していたはず。あぁ、何とか自制心が働いてよかったよ。

そんな魔性のパンケーキが、こちら。

どーん!!!

ね、素朴でしょ?この素朴な見た目から、私のさっきの感想が飛び出てくるなんて想像もしないでしょ?恐ろしきパンケーキでした。そして、いろんなverを食べてみたくてたまらなくなった。はぁぁぁ。極め付けは、この、映えなんてまるで気にしていない感満載でいながら、実は可愛いと感じるツボをストレートに刺激してくるKIRINビアグラスに注がれたアイスコーヒー!!あぁ、なんかこういうの、私...すきだ。

うっすいガラスの繊細なグラスに注がれて、カラフルなフルーツがいっぱい浮かんでる飲み物もワクワクするけど、なんか落ち着くのってこういう空間だなって心から思う。こういう素敵空間が、どうかこれからも長く愛され続けますように。そんな思いで、店を後にしました...

あっ!読書!!そう、もちろん読書もしましたよ。2冊ほど。ご紹介したい気持ちは山々なのですが、これ以上このブログが長くなるのは避けねばならぬ気がしてならないので、店内の風景写真を貼り付けて、おしまいにします。笑

ちなみに、今日読んでいたのは、サムエル・ウルマン著「青春とは、心の若さである」

幻の詩人ウルマンの美しく壮大な言葉が詰まった詩集を、じっくりと丁寧に読み下しました。

「死」について ”人々が人生と呼んでいる夢からの目覚め” と締めくくる人間愛の深さに、何とも胸が締め付けられました。死 に 希望を感じられる。この言葉に救われた人が、きっと大勢いたのではないかと想像していると、言葉とは人を救うために存在しているのではないかと思えてならず、優しい世界が広がっているように感じられて幸せな気持ちになれた。豊かな時間でした。あっ結局少しだけ紹介してしまったよ...これで本当に、おしまい○


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